札幌

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1808年頃の地図に見える札幌の地名〈秦蝦夷島図〉

秦蝦夷島図の写図/北大所蔵 開拓前夜 蝦夷から北海道へ 北海道はいつから日本の領土になったのだろうか。 旧開拓使本庁舎 明確にそうなったと言えるのは明治2(1869)年。蝦夷地から「北海道」と改められ、開拓使が置かれた。そして臨時政府である...
備忘録

備忘録#03 石狩川流域の江戸時代の歴史特集

樺戸とイシカリの大酋長 アイヌ文化後期の諸豪勇時代、多くのコタンを束ねる大酋長が各地に現れ、影響力を振るっていた。アイヌ時代のなかで最も華々しい時代と言えるかもしれない。本州で言うところの江戸時代初期にあたる。 諸豪勇時代のアイヌ勢力図 西...
地名の由来

月寒の由来 ~ツキサップ地名考~

月寒 月寒つきさむは札幌東南部の豊平区にある地名である。 月寒地区とその周辺 月寒川と望月寒川という2つの川が流れており、その間に位置するのが月寒地区である。国道36号線(室蘭街道)沿いに栄えている街であり、札幌市に編入される以前は「月寒村...
特集

クシのつく地名 ~釧路・奥尻・幾春別~

アイヌ語地名文法の練習 クシのつく地名 アイヌ語地名には、kusクㇱ のつく地名が時々でてくる。最も有名なのは「釧路くしろ」で、他にも有名な所は「奥尻おくしり島」や三笠の「幾春別いくしゅんべつ川」など。 小樽市内でも忍路の「尻櫛しりくし」や...
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札幌市内のアイヌ語由来地名

札幌に残るアイヌ語地名 札幌は都市化が進んだため、その地名のおよそ8割は和名由来になっている。だが古くからある地名にはアイヌ語由来のものも残っている。現在なお地図や現地で見られる、30ほどのアイヌ語地名の意味と、その地名が示していた位置を考...
備忘録

昭和35年の札幌バイパス計画の話

小樽と札幌を繋ぐ高速道路・札樽自動車道は、小樽から札幌手稲区までは概ね国道5号と並行して丘の上を走っているが、宮の沢の札幌西ICところで山地を離れ、札幌中心部を避けて大きく北に迂回しながら進んでいく。いわゆる「バイパス道路」である。 北5条...