特集 北海道二島伝説 ~アイヌは縄文海進を記憶していたか~ 二島伝説伝説の発見― かつて北海道は2つの島に分かれていたそんな話を聞いたことがあるだろうか。更科源蔵氏のまとめた「アイヌ伝説集」を読んでいて、その興味深い記述を見つけた。太古時代の北海道は石狩低地帯を境にして、胆振や後志、渡島等の山脈を構... 特集
特集 アイヌ語地名解の7つのアンチパターン 正しい地名解とは?乱立する地名解アイヌ語地名の意味を和訳し、その由来となった場所を明らかにすることを「地名解」というが、ひとつの地名にいくつもの地名解がついていることがある。市町村の名前レベルの地名ともなると、4つも5つも異なる地名解が寄せ... 特集
地名の由来 白老町の地名の由来 + ウポポイは何を伝えているか ウポポイは何を伝えているかウポポイの前印象民族共生象徴空間ウポポイ/白老町白老のウポポイに初めて訪れたのはコロナ禍が落ち着き始めた2024年の春だった(奇しくもその直後に初罹患してしまったが)。ウポポイとして開業してから4年ほど経っており、... 地名の由来
データベース 北海道の179市町村の地名の由来 市町村の由来を再検討北海道の市町村の由来は様々な説があるが、一つ一つについて改めて再検討し、まとめてみることにした。簡単なコメントをつけているが、もう少しだけ詳しい検証はこちらの記事で。定説を再検討した記事石狩振興局市町村アイヌ語意味由来札... データベース
備忘録 小樽市の立地適正化計画について ~進むコンパクトシティ構想~ 立地適正化計画とは先日(2025/02/07)、小樽市の立地適正化計画策定委員会の最終会議が行われ、市長に計画書が手渡された。予定では2025年7月には計画が発効するはずである。立地適正化計画策定委員会の委員の一人としてこの計画に関わった身... 備忘録
特集 7枚の蝦夷図 ~北海道の地名研究に役立つ19世紀の地図~ 7枚の蝦夷図未知の蝦夷ヶ島江戸時代中期の18世紀、”蝦夷ヶ島” はまだ未知の島だった。アイヌたちはこの広大な大地を縦横無尽に歩き回っていたが、文字も地図も書かない彼らは、細かい沢一つ一つにつけた地名によって場所を見分け、いくつもの山を越えコ... 特集
地名の由来 弁慶岬と義経弁慶伝説・寿都西部の地名由来 マド岩現る一枚の絵葉書から探索のきっかけはこの一枚の絵葉書だった。寿都郡政泊村天然のマド岩寿都にある「マド岩」の写真。素晴らしいアーチを描く岩で、しかも天然に出来たという。後志の海岸には人口のトンネル跡は残っているが、天然の奇岩の多くはもう... 地名の由来
地名の由来 釧路町の難読地名解 ~漢字が語る元の音~ 釧路町海岸の難読地名もうひとつの釧路「釧路町」を知っているだろうか。「釧路市」では?と思うかもしれないが間違いではない。釧路には「市」と「町」があり、違う市町村なのである。平成の大合併でも2つの釧路は合併することもなく、独立した市町村として... 地名の由来
備忘録 母音の転訛【アイヌ語地名研究】 アイヌ語の母音アイヌ語も日本語をはじめとした多くの言語と同様に、母音は「アイウエオ」の5つである。ところが日本語と全く同じ発音というわけではない。ある時はウ音のはずがオ音に聞こえたり、イ音に聞こえたりする。古アイヌ語の母音は7つだったのでは... 備忘録
特集 北からの来訪者 ~シベリア地方からの3度の侵入~ 北からの来訪者北の脅威北海道史といえば、とかく南からの来訪者、すなわち和人や松前藩との関わりが語られることが多い。とはいえ侵入者は南からだけ来たわけではない。北海道に住む民にとって、樺太経由での北からの来訪者は常に警戒の対象であった。現在も... 特集
データベース 銭函の地名と旧字名 銭函村後志国 小樽郡 朝里村 大字銭函村小樽・石狩・札幌の中間に位置する銭函銭函ぜにばこは小樽市の東端、札幌と石狩との境界に位置する町である。小樽中心部からは峠一つ越える必要があり、経済圏としては札幌に含まれることもある。銭函駅は幌内鉄道開... データベース
データベース 北海道のアイヌ語地名の意味と由来 定説を考え直す北海道にはアイヌ語由来の地名がたくさんあるが、実のところその半数ほどは意味がまだよくわかっていない。定説とされているものの中にもかなり怪しいものがあり、旧記類の表記や文法と照らし合わせて再考しなければならないものがたくさんある... データベース