地名の由来

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積丹町美国海岸の地名と景勝

積丹町美国 美国の思い出 積丹の 美国びくにはその名を冠す通り、とても美しい所である。 積丹の神威岬に初めて車で向かっている途中、ふと地図を見ると「宝島」「黄金岬」「美国」という面白い地名が目に入った。 名前だけでもなんともゴージャスなとこ...
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濃昼(ゴキビル)の由来 ~ポキンピリは誤字か~

濃昼雑感 難読地名 濃昼 濃昼は北海道の難読地名としてよく取り上げられる常連で、その頻度はベスト10にも入るのではないだろうか。しかも他とは違い、単に読めないだけでなく音が面白いというのがその理由である。 濃昼はノウビルではなくゴキビルと読...
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倶知安・ニセコ・岩見沢の由来 ~大地に刻まれた地形~

ニセコ ニセコ町と倶知安町ニセコ ニセコ駅 ニセコの人気が止まらない。ニセコの中心である”ひらふ坂”における地価は、10年間に14倍も跳ね上がったそうで、地価上昇率日本一であったようだ。 ひらふ坂/倶知安町ニセコひらふ 少し紛らわしいところ...
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雄冬岬 ~その位置と由来~

増毛の雄冬岬 小樽に伝わる増毛の伝承 古くからの小樽人が語る民間伝承に「増毛ましけが霞むなら明日は晴れ、増毛がはっきり見えるなら明日は雨」というものがある。 小樽天狗山からみた増毛連山/写真提供・茅原みのる様 天気予報としての精度はそこまで...
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岩内の由来と歴史 ~硫黄の川はどこにあるのか~

後志の港町・岩内 岩内いわないは北海道後志のほぼ中心部に位置する街である。 道の駅いわない 後志管内では小樽・余市・倶知安に続き第四の都市となっている。小樽に次ぐ大きな港を持っており、かつてはフェリーが就航していたこともあった。今も港町のイ...
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雷電海岸の地名と由来 ~ライデン地名考~

岩内町雷電 雷電の栄枯盛衰 雷電温泉郷 「雷電」とは北海道岩内町にある地名である。 正式な住所の地名としては既に使われなくなっており、「岩内町敷島内」に含まれる。敷島内の西側、概ね敷島内漁港や鳴神トンネルの西側地区が「雷電」と呼ばれる。 海...
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寿都の由来 ~スッツ地名考~

寿都町 ことぶきのみやこ 後志に寿都という街がある。「ことぶきのみやこ」とは雅な漢字を当てたものだ。読みは「すっつ」。初見では絶対に読めないし、一度聞いたくらいではなかなか覚えられない、いわゆる難読地名のひとつとなっている。 しかし同じ後志...
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月寒の由来 ~ツキサップ地名考~

月寒 月寒つきさむは札幌東南部の豊平区にある地名である。 月寒地区とその周辺 月寒川と望月寒川という2つの川が流れており、その間に位置するのが月寒地区である。国道36号線(室蘭街道)沿いに栄えている街であり、札幌市に編入される以前は「月寒村...
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室蘭の由来 ~モロラン?モルエラニ?~

室蘭 美しい室蘭の自然 室蘭に初めて訪れたのは去年の夏のことである。 蓬莱門/ムカリショ 「蓬莱門」というのが一度見てみたくて、干潮に間に合うように朝4時に小樽を出発して、登別でひと風呂浴びた後に、朝8時半に蓬莱門のある浜についた。それは言...
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神恵内村の地名~祈石・竜神岬・トラセ・ラムネ泊~

美しき神恵内の地形 絶景の宝庫・神恵内 神恵内村のイメージと言えば、小さい頃にキャンプをした「青少年旅行村」と、「オスコイ!かもえない」がある所くらいなもので、あとは何もない印象があった。 だが蓋を開いてみると溢れるほどの魅力に満ちている素...
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余市の由来 ~本当にイヨチコタン(蛇の村)だったか~

歴史の街・余市 旧下ヨイチ運上家 余市の歴史は古い。”ヨイチ” の地名はヲタルナイよりもずっと前の時代から見える。 小樽も歴史の街と言われるが、主に明治から戦前にかけての歴史を重視しているのに対し、余市は先史時代から江戸時代にかけての歴史を...
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東小樽の熊碓と謎のクマウシ村 ~クマウシ地名考~

全道各地にある熊牛村 魚干棚が多い処 道内には熊牛くまうしと呼ばれる地名があちこちにある。ブルとベアといえば投資界隈で使われる用語だが、もちろんそれは関係なくて、熊や牛を飼っていたというわけでもない。kuma-us-iクマウシ「魚干棚が多い...
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桃内の由来 ~モモナイ地名考~

桃内の紹介 桃内村 桃内 桃内は小樽の塩谷と忍路の間にある小さな集落である。かつては忍路郡桃内村という1つの村を成していて、現在もほぼそのままの区画で住所に残されている。 桃内の位置 桃内の集落と桃岩岬 国道五号で通過すると長い塩谷トンネル...
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赤岩海岸の地名 ~ワタリシ地名考~

小樽の赤岩山 小樽運河から北の方に目を向けると、赤岩山 が見える。いくつかの鉄塔が立つ小高い山で、小樽市民にとっては馴染みがある山だ。 赤岩山/小樽運河より 赤岩山と隣の下赤岩山には遊歩道、小樽海岸自然探勝路が整備されているので、片道30分...
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軽川の由来 ~手稲の旧名~ トシリパオマナイ地名考

手稲の旧名・軽川 手稲駅南口 札幌市手稲区に「手稲駅」があるが、この駅はかつて「軽川駅」と呼ばれていた。明治13年に開駅して以来、手稲地区の中心的な位置づけとなり地域の発展を促してきた。同様に手稲駅周辺の手稲本町と前田地区は、昭和26年に手...
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朝里の地名の由来 ~アサリ地名解~

難解なる朝里の地名解 朝里あさりは小樽市東部の最大の町で、国道沿いにはショッピングモールが立ち並び、山の奥には朝里川温泉やスキー場・ゴルフ場などのリゾート施設がある、賑やかなところである。かつては小樽郡朝里村という独立した村であった。また朝...
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手稲富丘・三樽別川の由来~サンタルベツ地名考~

手稲富丘と三樽別 札幌の手稲富丘には、遠くからでも目立つKDDIの白い大鉄塔があるが、その近くで三樽別さんたるべつ川という川を渡る。あまり大きな川ではないが、国道沿いに河川標識があるので、なんとなく目にしたことがあるという人も多いだろう。 ...
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厩町の由来 ~アシリパのコタン~

手宮の厩 小樽市にある「厩うまや」という地名を聞いたことがあるだろうか。既に住所からは町名が消えてしまい、今は「手宮三丁目」となっている。かつては高島郡大字厩、のちの厩町であった。釣りが好きなら「厩町岸壁」と聞くとピンと来るかもしれない。毎...
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勝納の由来~カツナイ地名考~

小樽五大難解地名 小樽の町名になっているような代表的なアイヌ語地名は、たいていどれも何らかの議論があって、意味をこれだと断定できるものが少ない。その中でも特に難解とされているのが、蘭島らんしま・勝納かつない・朝里あさり・有幌ありほろ・於古発...
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蘭島の地名の由来

蘭島とは 海水浴場発祥の地・蘭島 「蘭島(らんしま)」は小樽の一番西にある町である。 かつては「忍路郡蘭島村」というひとつの村を成していた。余市との境界に位置し、その境目にはフゴッペ岬という海に突き出た陸がある。忍路半島とフゴッペ岬に囲まれ...